文芸書

エッセイ

『交通誘導員ヨレヨレ日記』を読みながら交通誘導の仕事を振り返る

交通誘導員の仕事をしてみた筆者が、柏耕一の『交通誘導員ヨレヨレ日記』を読みながら自分が働いていたときのことを振り返ってみる記事。底辺職とみなされがちな交通誘導の仕事のキツいところ、おもしろいところを実体験を基に紹介します。
エッセイ

10年以上日記を書いてきた俺が「日記をつけることの魅力」を考える

日記10年以上プレーヤーである私が、詩人・荒川洋治のエッセイ本『日記をつける』を通して、「日記をつけることの魅力」を考えてみる記事です。日記を書きたい人にも書いている人にも推したい、日記をつける行為の秘密に踏みこむ原理的?なお話。
小説

「夫婦は他人だけど親子は他人じゃないから」に反論する【毒親対策】

親子関係って難しい。とくに親が「毒親」の類いだったら自立できずにいる人の実家暮らしは地獄になります。この記事ではそんな毒親(※夫婦関係に難あり)が子供を攻撃してくる際に用いる「血縁関係を引き合いにした厄介な言いかた」への反論をご紹介します。
詩集

イバラのような悩みは17歳のポケットにふりそそぎ【山田かまち評】

表現することに追われた、天才として生きた人間はどのような生き方・考え方をするのか? この記事では早世の芸術家・山田かまちの絵と詩文を収録した『悩みはイバラのようにふりそそぐ』『17歳のポケット』から、才能に追われた芸術家の姿勢を引揚げます。
小説

【豆塚エリ/小説】「何もできないこと」も評価すべき能力ならば

障害者だけでなく健常者にしても「役に立つのか」「何ができるのか」で人が評価されがちです。とはいえ「何もできないこと」も一概に人格否定をする理由にはできない…という観点を、豆塚エリの小説『いつだって溺れるのは』から取りあげてみます。
小説

【豆塚エリ/小説】役に立つかで障害者をみる思想|+相模原事件

豆塚エリが2016年どの「太宰治賞」の最終候補に挙がった際の小説『いつだって溺れるのは』の中から、「障害者も健常者と同じように生きるべき」という「ひとの役に立つかどうか」の価値観を取りあげ、これを相模原事件の植松聖被告の思想と比較します。
小説

何食わぬ顔で「嘘をつく」ように〈物語る〉才能があるならば

〈嘘をつく〉という点から〈物語る〉行為を見ると、「自分がおもしろいと思う・リアリティを感じるもの」を他者に向けて表現することの難しさがうかがえます。この記事では村山由佳の『ダブル・ファンタジー』を参照して、「書くこと」の難しさ取りあげます。
エッセイ

メタ人生としての【小説】を読むのがもっと楽しくなる小説観

小説を読んでいると小説を楽しむ価値観=小説観ができますよね。この記事では森毅の『ゆきあたりばったり文学談義』を参考に、読者の人生を超えた「メタ人生としての小説」という小説観を取りあげ、「小説を読むこと」の奥深さを取りあげます。
エッセイ

【ゆきあたりばったり】リゾーム状読書術|+ドゥルーズ/ガタリ

これを読めば将来の役に立つ・意味があるとか、そういったことにこだわって本を読んでいる人たちに対して、糧になる・栄養になる読書がある。この記事では読書家・森毅の『ゆきあたりばったり文学談義』から「ゆきあたりばったりに読む読書」を取りあげます。
エッセイ

男らしさの観念と女らしさの身体【ジェンダーバイアス探検】

セックス・ジェンダー・セクシュアリティ。性的なことへの関心と迷惑は尽きません。この記事では宮淑子の『セクシュアリティ・スタディーズ』を参照し、男らしさ(男性性)と女らしさ(女性性)の非対称性を「観念と身体」の図式を使って読み解いていきます。
エッセイ

【当事者であることの愉悦】誤作動する私に抗う感受性のために

当事者研究…何らかの症状の当事者が自分の生きる現実を研究すること。この記事では幻覚症状の当事者・樋口直美の『誤作動する脳』を参照し、自分自身の生きづらさを楽しもうとする態度や当事者研究の社会的意義を取りあげ、感受性の大切さをプッシュします。
詩集

【人に詩を書かせるもの】読む効用・想う恋愛・書く宿命|小泉周二

児童文学詩人・小泉周二の『小泉周二詩集』を参照しながら、人が詩を読むことの効用、詩を想うことの恋愛、詩を書くことの宿命について紹介します。この記事を通して「どこで詩が始まるのか」または「何が人に詩を書かせるのか」がわかるでしょう。
エッセイ

【オチョクりオチョクラれる哲学】哲学者・土屋賢二が語る女性と哲学

哲学はオチョクラれる運命にある。そう語る哲学者・土屋賢二のエッセイ集『ツチヤ学部長の弁明』の中から、哲学に反した「女性・一般人」に言及している箇所を取りあげ、そもそも哲学の大元が哲学者をオチョクるソクラテスだったことを思い出す記事です。
小説

【吉村萬壱・出来事】エロティックな師弟関係が本物だ|+ハイデガー

女は教養だ、文化だ。そして恋愛的感情のようなものがあるからこそ本物の師弟関係は成立する!──作家・吉村萬壱による哲学小説『出来事』のなかの一節です。この記事ではハイデガーの『存在と時間』にも目配せしつつ、エロティックな師弟像を紹介します。
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