本の紹介

漫画

【河童の三平】なぜ河童は薄情で、タヌキは親切なのか|+柳田國男

水木しげるの『河童の三平』で主人公の三平に対して河童は薄情で、タヌキは親切に見えるという謎があります。この記事では河童とタヌキの態度の違いを竹内敏晴の「里ー野ー山」や柳田國男の「平地人ー山民ー山人」などのアイデアを参照しつつ点検します。
藝術

【プライベート・ビデオ講座】撮影者の生理で映像を感じる|編集編

詩人の谷川俊太郎と楠かつのりによる映像に関して語りあう対談本『これは見えないものを書くエンピツです』を、デザイナーの寄藤文平の『絵と言葉の一研究』も参照しつつ、「わかりやすさ」や感覚や生理の話題と絡めつつ〈編集〉の意味や理念を取りあげます。
藝術

【プライベート・ビデオ講座】ガジェットの意味と使用者のモラル|撮影編

詩人・谷川俊太郎と楠かつのりによる『これは見えないものを書くエンピツです』を取りあげ、「動画の時代」におけるビデオカメラというガジェットや「人を撮ること」の窃視症的な恐ろしさを紹介し、「プライベート・ビデオ」に入門する心構えを提供します。
藝術

【B’z物語】稲葉浩志と松本孝弘を詩人に見立てる|+萩原朔太郎

吹上流一郎によるロックバンド・B'zの評伝本『B'z物語』を取りあげます。ミュージシャンである稲葉浩志と松本孝弘に関して紹介している文章を、萩原朔太郎の『詩の原理』で描かれている詩人の観念でリミックスした記事になっています。
文芸書

【銀色夏生】微笑みながら消えていくものを求めて|+中島みゆき

詩人・銀色夏生による「写真詩集」である『微笑みながら消えていく』のあとがきに書かれている「心をこめて詩を書ける理由」を中島みゆきの楽曲「命の別名」の歌詞をリミックスすることを通じて、「微笑みながら消えていくもの」が何なのかを楽しむ記事です。
人工書

【ロボットと人間の未来学】知能化としての生命の進化|最後の講義

ロボット研究者・石黒浩の『最後の講義 完全版』における「無機物化」や「知能化」などの用語を『劇場版 機動戦士ガンダムOO ―A wakening of the Trailblazer―』や小松左京の「未来学」の構想と絡めて楽しむ記事です。
啓発書

自分を躾ける上で心掛けたい融和と暴力【自己実現と自己超越】

生活習慣によって形成されている「自己像」。なりたい自分に変身するためには「躾け」が大切である。そう説くのは加藤ゑみ子です。この記事では躾けを通して自己実現および自己超越を検討する『自分を躾ける』に潜む〈融和〉と〈暴力〉とを紹介します。
心理学

暗殺者の妄想知覚から精神分裂病(統合失調症)を考える|暗殺学

犯罪学者・影山任佐に『暗殺学』という本がある。タイトルの通り〈暗殺〉の諸相を取りあげながら、ひとつの学問として「暗殺学」を提唱する意欲的な一冊。この記事ではその本に登場する「精神分裂病」「妄想知覚」「魔術的力」などの用語に注目して読む。
小説

女性性を媒介にした復讐の達成ならびに男女相関図式の克服

イギリス初のノーベル文学賞作家ラドヤード・キプリングの短編小説作品に『メアリ・ポストゲイト(Mary Postgate)』がある。第一次世界大戦期の英国を舞台にしたもので、難解な作品だとされる。この記事では特に性差に注目して読解する。
小説

【物語法則を使用する】行き詰まった登場人物を救うビヨンドの教え

舞城王太郎の小説『ジョージ・ジョースター』の中に「ビヨンド」という概念が登場します。この記事ではビヨンドとは何であるかを検討しながら、物語法則に支配された小説の登場人物としての自己を発見しつつ、ビヨンドの効用およびその使い方を楽しみます。
藝術

人はパターンで世界を認識する|ヨーロッパの装飾と文様

海野弘は『ヨーロッパの装飾と文様』で装飾と文様を構成するパターンが「人が世界を認識する根拠」だと語ります。この記事ではそうしたアイデアを追いかけ、自分の人生を変えることにも通じる世界の読解可能性を拓くパターンのあり方や意味を取りあげます。
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