本の紹介

センス・オブ・ワンダーから始まる思考のために/賭け金としての自我

「自我」は得てして執着の元にもなりがち…。その批判の一つにレイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」のアイデアがあります。この記事では感覚由来の「驚く能力」を手掛かりに(しがみつくのではなく手放したい)自我の存在意義を検討します。
漫画

後腐れのない大人の関係/ではない子供の関係|+働かないふたり

大人の関係ってありますよね? いろんな意味がある言葉です。では「子供の関係」って何なんでしょう? この記事では吉田覚の漫画『働かないふたり』を手掛かりにしながら、「大人/子供」のコントラストを検討しつつ「子供の関係」が何かを探っていきます。
運営者とブログの事情

【介護回想】糞尿のにおいと死にゆく人間が生きるリアル【幻想破壊】

「現実・リアル」を感じるのはどんな時ですか? この記事で注目するのは老人介護に伴う「糞便のにおい」に〈現実〉を感じた筆者の介護ルポであり、普段の人間生活が幻想であることに思いを馳せ、死にゆく者が直面する「幻想破壊」を取りあげます。
運営者とブログの事情

【失礼考察】他人を尊敬せず関係性の場を無視する自分勝手さ?

コミュニケーションの中で働いている礼節があり、時として不可視で暗黙のそれに抵触すると「失礼だな」と思う。この記事では〈失礼〉という印象から出発し、何が失礼で何が失礼ではないのかの基準が何なのかを考えあぐねる。残念ながらまとまってはいない。
運営者とブログの事情

【葬儀雑感】ウェットなケガレを乾かす般若心経|色即是空/湿即是乾

葬儀に参加して考えたことを徒然なるままに。思い出しているのは民俗学の「ハレ・ケ・ケガレ」や、般若心経がもたらす遺族・会葬者に対する効果で、それに加えて、東西の風土に由来する起源神話と目的意識との転倒を「ウェット/ドライ」でデッサンしてます。
啓発書

目の見えない人だからこそ見えているもの|+オイディプス神話解釈

大切なものは目には見えない。それなら、目の見えない人は大切なものしか見えていないってこと? この記事では「視覚障碍者は器が大きい」と語るアナウンサーと「真理を見るには目が見えてはならない」と説く哲学者を取りあげて、〈目〉について楽しみます。
詩集

イバラのような悩みは17歳のポケットにふりそそぎ【山田かまち評】

表現することに追われた、天才として生きた人間はどのような生き方・考え方をするのか? この記事では早世の芸術家・山田かまちの絵と詩文を収録した『悩みはイバラのようにふりそそぐ』『17歳のポケット』から、才能に追われた芸術家の姿勢を引揚げます。
座の紹介

【夫婦の矛盾】「結婚の脱構築」の迂闊なノート【単独者は苦悩する】

結婚の哲学って何じゃいな? 哲学者・藤田尚志がオンラインで公開した特別講義「結婚の脱構築 〜ヘーゲル、キェルケゴール、マルクス〜」は結婚の脱構築を試みます。この記事では講義ノート風に固定観念から脱けだすための夫婦の矛盾を迂闊にご紹介。
漫画

【鬼滅の刃23巻を読む】幸せになる可能性を選び続けるこの世界で

『鬼滅の刃』の最終巻が発売されました。この記事ではその本の紹介…ではなくて、「意志・感謝・幸福」のテーマを取りあげる形で、自分の不幸を嘆いて死にたい人にとっての救いとなるようなメッセージ性を取りあげます。
小説

【豆塚エリ/小説】「何もできないこと」も評価すべき能力ならば

障害者だけでなく健常者にしても「役に立つのか」「何ができるのか」で人が評価されがちです。とはいえ「何もできないこと」も一概に人格否定をする理由にはできない…という観点を、豆塚エリの小説『いつだって溺れるのは』から取りあげてみます。
小説

【豆塚エリ/小説】役に立つかで障害者をみる思想|+相模原事件

豆塚エリが2016年どの「太宰治賞」の最終候補に挙がった際の小説『いつだって溺れるのは』の中から、「障害者も健常者と同じように生きるべき」という「ひとの役に立つかどうか」の価値観を取りあげ、これを相模原事件の植松聖被告の思想と比較します。
啓発書

【刺激の裕福層】不器用な人のための「多動力」入門|+坂口恭平

効率重視が要求される現代人に、人生を使い切る生き方として「多動力」が挙げられるのは必然。この記事では堀江貴文の『多動力』の持つネックを「器用/不器用」の視点から取りあげ、坂口恭平の『まとまらない人』から〈多動力〉をブラッシュアップします。
小説

何食わぬ顔で「嘘をつく」ように〈物語る〉才能があるならば

〈嘘をつく〉という点から〈物語る〉行為を見ると、「自分がおもしろいと思う・リアリティを感じるもの」を他者に向けて表現することの難しさがうかがえます。この記事では村山由佳の『ダブル・ファンタジー』を参照して、「書くこと」の難しさ取りあげます。
文学

【書き手の小説観をアップデートする】小説を書くことの価値と効能

小説は誰でも書けます。しかしその自由であるがゆえに「どうやって書けばいいのか」に悩むことになる。この記事では「小説を書くことは自分の人生を導くこと」と語る小説家・磯崎健一郎の〈小説観〉を参照しながら「小説を書くこと」の価値や方法論をご紹介。
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