小説

【意志のために意志を捨て去る】喪神状態のススメ

小説家・五味康祐の処女作『喪神』では、欲望を制する克己や勇気などが真の欲望を阻害するものとして描かれ、本能こそが重要なのだと語られる。この記事では意志任せではなく、本能に身を委ねる「素直な生き方」を検討する、意志アンチの記事となっています。
画の紹介

映画ギヴン|才能に苦しむ男たちと共鳴のためのサウンド・メイキング

人気アニメの劇場版『映画 ギヴン』は音楽活動に励む4人の若者を中心にしたBL青春群像劇です。この記事ではとくに「表現活動における才能とそこから派生するコンプレックス」やサウンドの観念を手掛かりに「人を共鳴させる音楽の意味」を取りあげます。
小説

【MOTHER】小説版で描かれる母性の神話|+オカルトとユング

伝説的な名作ゲーム『MOTHER』。久美沙織による小説版では「男女関係」だけでなく「母子関係」にまで目配せされています。当記事では本作品に描かれた「母性」をオカルトブームやジョン・レノンの平和運動、ユング心理学に触れながら紹介していきます。
漫画

【河童の三平】なぜ河童は薄情で、タヌキは親切なのか|+柳田國男

水木しげるの『河童の三平』で主人公の三平に対して河童は薄情で、タヌキは親切に見えるという謎があります。この記事では河童とタヌキの態度の違いを竹内敏晴の「里ー野ー山」や柳田國男の「平地人ー山民ー山人」などのアイデアを参照しつつ点検します。
藝術

【プライベート・ビデオ講座】撮影者の生理で映像を感じる|編集編

詩人の谷川俊太郎と楠かつのりによる映像に関して語りあう対談本『これは見えないものを書くエンピツです』を、デザイナーの寄藤文平の『絵と言葉の一研究』も参照しつつ、「わかりやすさ」や感覚や生理の話題と絡めつつ〈編集〉の意味や理念を取りあげます。
藝術

【プライベート・ビデオ講座】ガジェットの意味と使用者のモラル|撮影編

詩人・谷川俊太郎と楠かつのりによる『これは見えないものを書くエンピツです』を取りあげ、「動画の時代」におけるビデオカメラというガジェットや「人を撮ること」の窃視症的な恐ろしさを紹介し、「プライベート・ビデオ」に入門する心構えを提供します。
画の紹介

[Think about a mystery of “Joker”] Why is the clock all at 11:11? |Refer to Jeremiah

The movie "Joker"(2019) has a mystery that all the clocks in the film refer to "11:11". In this article, checking that "11:11" is related to the book of Jeremiah in the Old Testament, and is going to check the common between Joker and Jeremiah. Also picking a little on the acceptance of the Japanese "Joker".
藝術

【B’z物語】稲葉浩志と松本孝弘を詩人に見立てる|+萩原朔太郎

吹上流一郎によるロックバンド・B'zの評伝本『B'z物語』を取りあげます。ミュージシャンである稲葉浩志と松本孝弘に関して紹介している文章を、萩原朔太郎の『詩の原理』で描かれている詩人の観念でリミックスした記事になっています。
文芸書

【銀色夏生】微笑みながら消えていくものを求めて|+中島みゆき

詩人・銀色夏生による「写真詩集」である『微笑みながら消えていく』のあとがきに書かれている「心をこめて詩を書ける理由」を中島みゆきの楽曲「命の別名」の歌詞をリミックスすることを通じて、「微笑みながら消えていくもの」が何なのかを楽しむ記事です。
人工書

【ロボットと人間の未来学】知能化としての生命の進化|最後の講義

ロボット研究者・石黒浩の『最後の講義 完全版』における「無機物化」や「知能化」などの用語を『劇場版 機動戦士ガンダムOO ―A wakening of the Trailblazer―』や小松左京の「未来学」の構想と絡めて楽しむ記事です。
啓発書

自分を躾ける上で心掛けたい融和と暴力【自己実現と自己超越】

生活習慣によって形成されている「自己像」。なりたい自分に変身するためには「躾け」が大切である。そう説くのは加藤ゑみ子です。この記事では躾けを通して自己実現および自己超越を検討する『自分を躾ける』に潜む〈融和〉と〈暴力〉とを紹介します。
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